説明
『常ならむ』は、5章から構成され、それぞれ、解体された仏像の部位を撮影した「残闕」、落下する水の様態に注目した「滝」、風化した路傍の石仏の顔だけを撮影した「白仏」、枯れていく花の姿を慈しむ「神殿」、行き先の見えない「道」からなっています。
20年前から撮影している「道」や「滝」。4年程前から取り組んでいる「残闕」、「神殿」、「白仏」ですが、現在もまだ撮影を続けています。
共通したテーマと思われるものは、存在するすべてのものを少しずつ変化させる「時間」というものに着目したのではないか、と思っています。